仕事と成果の定義でモチベーションアップ

仕事がうまくいかないのはなぜ?

日本企業は仕事を明確に定義できていないという方がいます。
しかも成果さえも定義されていないので、結果、労働者がやる気を出すことも、モチベーションを高める事もできなくなり、仕事がうまくいかないと感じるのです。

仕事の定義がしっかりとされているのかどうか、これを知るためには、「あなたがもしもある部署に転属となった場合、1日以内に1人で仕事ができるようになるか」と質問してみてください。
これで仕事が1日で1人でできるようになるようなら、仕事の定義がしっかりされているということです。

しかしこの質問に対しての回答は多くがノーです。
出来ませんと答えます。
先輩からやり方を教えてもらう、見よう見まねで始めるため、長い時間の引継ぎということが必要となってしまうのです。

仕事の定義がされていないと起こるトラブル

仕事の定義ができていないと結果、トラブルが起こります。
仕事が作業的なものであっても、自分の経験、勝手な判断で必要な手順などを省略してしまうこともあります。

通常業務はマニュアル化されていることが多く、マニュアルをみることによって仕事が開始できるという状態になっています。
業務マニュアルによって仕事が決められていて、誰が見てもその順序をみれば仕事が、誰でもできるようにと作られている事が重要なのです。

これは現場以外、マネジメントにも同じことがあり、何をマネジメントするのかということがしっかり定義されているかどうかで、その仕事の内容が全く変わってきます。
明確な基準がないと、結果、前任者とは違うフォーマット、仕組みを作り労働者が戸惑うことにもなります。

仕事を定義することでモチベーションをアップする

仕事の効率をよくする、労働者のモチベーションをアップするためには、会社がしっかりと仕事を定義する事が必要で、これは義務なのです。
各組織、業務の分掌、業務マニュアルをそろえてシステムなども導入し、データ改ざんなどができないように統制するということも必要です。

余計なシステムなどは上位レベルのマネジメント層が行うことしかできないようにしておけばいいですし、フォーマット、ツールにおいても、実行は経営層のリーダーシップが求められるのです。

仕事の成果を定義しておくこと

仕事の成果を定義しておかないと、どうしても品質、サービスに村がでてくるため、成果を定義するということも重要です。
成果についてはアウトプット、インプットによって定義し、効率よく成果が上がっていくように作ります。
アウトプット、インプットは、測定可能な数値によって定義し、時間当たりの出来高=総出来高数÷総投入時間として計算します。

こうして数値化されることで、より労働者のモチベーションが上がり、成果の定義があることで目標も明確化するのです。