キッコーマン

有名な醤油メーカー

キッコーマンといえば日本人にとって欠かせない調味料である醤油メーカーです。
会社創立は1917年(大正6年)と、現存する日本企業の中でもトップクラスに入るほどの老舗企業であり、今も多くの消費者のニーズを掴んだ製品を数多く開発、販売しています。

キッコーマンで扱う製品は主力商品である醤油の他、みりんなどを製造する「マンジョウ」、トマト製品を扱う「デルモンテ」、国産原材料にこだわって製造する「マンズワイン」など複数のブランドを持っています。

どの製品ジャンルにおいても素材や製造過程にこだわった、品質のよいものを作り続けてきたということが企業としてのアイデンティティとなっています。

ですがそのような品質へのこだわりは、内部で働く担当者にとって非常に大きな負担をかけるものにもなってきました。

近年では日本において食べることのできる食材の幅も大きく広がり、また若者世代など食品に関する嗜好が多様化してきたこともあって、食品メーカーとしてはそれに対応できる幅広い製品開発をしなくてはならなくなってきました。

実際にキッコーマンでは現在2000種を超える商品を取り扱っていますが、多品種少量生産をする場合にはどうしても細かい受注量と生産量とのチェックをしていかなくてはならなくなります。

担当者の負担を減らしたソフト

この市場における需要動向をチェックする担当者は7人いましたが、1人あたり数百もの製品のチェックを毎日しなくてはならないことで、負担も大きくプレッシャーも相当なものになっていました。

ホストコンピュータによる管理はされていたものの、最終的な判断は担当者の勘に基づく場合も多く、もしミスがあったらその損失は数千万円~数億円にもおよぶという責任の大きなものでした。

そこでそんな担当者の負担を減らすべく導入をされたのが、日立東日本ソリューションズの「ForecastPRO」というパッケージングソフトでした。

このForecastPROは生産管理や在庫計画など製造工場で必要となる機能が使いやすく導入されており、製造過程の把握や市場の需要動向をみながら発注量を変化させていくことができるようになっています。

本来ならばシステム開発として莫大な予算が必要なところ、パッケージングソフトであるためかなり導入費用をおさえることもできます。
導入後はそれまで数時間もかけていた分析を数分でできるようにもなり、担当者の負担もプレッシャーも相当軽減することができました。