DeNA

DeNAは近年急成長している会社ですが、DeNAが日本だけではなく、世界で展開している企業になりますので世界中に拠点を構えています。
時差の問題もありますし、単純に移動距離の問題もあります。
世界を舞台に戦うという事はそれだけ大変な事も多いのですが、DeNAはかつてどうしても国や地域によって社内システムや業務プロセスを決めざるを得ませんでした。
ですが規模が大きくなると異なる国やエリアであっても共有しなければならない事が増えていき、その点が課題として浮き彫りになるようになっていってしまったのです。

新システム

そこでDeNAは新システムの導入を決めたのですが、まず優先した点がクラウドである点でした。
クラウドであればインターネット環境さえあればどこからでもアクセスする事が出来るからです。
ですがDeNAくらいの規模となると、クラウドでもなかなか良い物がなかったようです。
グローバルに展開しているDeNAの規模を一つのクラウドだけで賄うのはなかなか難しかったようです。

そこで複数のクラウドサービスを組み合わせる事によってシステムを運用したのです。
グローバルでの統一も可能だったようですが、その結果、作業が迅速に行えるようになったのです。

連携にこだわった

また、システムの連携にもこだわったようです。
クラウドサービスの中には独自サービスにしか対応していないものもありますが、それでは意味がないのです。
そのようなものではなく、様々なシステムを連携させる事が出来るかどうかにもこだわったようです。

そのため、日本製のサービスにはこだわらず、世界のサービスを比較したとの事。
そして何より誰でも使える操作性を求めたようです。
確かにどれだけ素晴らしいシステムではあっても、それなりのスキルを持っていなければ使いこなす事が出来ないシステムでは意味がありません。
そのため、誰もが簡単に使える操作性の物を考えたようです。

これらの条件に見合ったシステムを導入した結果、業務スピードが格段に速くなったようです。
それまではどうしても手順を踏むために時間がかかってしまっていたものの、クラウドシステムを連携させる事によって社内システムの中で却下となる事が減少したとの事。

これは、システム担当にとっても大きなメリットがあったようです。
また、申請プロセスをグローバルで統一した結果、時差を活用する事も出来るようになったようです。
そのため、24時間体勢が可能になったとの事。

グローバルでワークシェアリングが可能になったため、ユーザーの利便性が格段に増したのです。
このようなシステムを作り上げるのは難しい事だったのかもしれませんが、DeNAの急成長の理由はこのシステムにあったと言っても過言ではないのかもしれません。