結果でなくプロセスを重視すること

重視するのは結果ではなくプロセスであるべき

仕事をしているとどうしてもプロセスよりも結果が重視されてしまうということが起こります。
しかしそれでは効率よく仕事をするということもできず、労働者のモチベーションを上げる事もできません。

経営者としては、業務管理について結果指標よりもプロセス指標を行うことが大切です。
目標に対する進捗は90%、というと、経営側は目標に達していない理由は?と聞きます。
すると労働者は庵らかの理由をいいますが、プロセスについて重視するよりも、来月までに絶対100%にするようにと、結果を求めます。

しかし、これは業務管理ではありません。
仕事が達成できなかったことについて内部に問題があるのか、その要因に言及せず、結果だけを求めても、今回目標をやっと達成したとしても、次回同じことが起こる可能性があるのです。

業務管理を行う上で最も大切になるのはプロセス指標です。
結果指標ではなく、プロセス指標を求める事が重要です。

プロセス指標とは何か

追いかける指標、それがプロセス指標です。
プロセス指標というのは、行動を指標化したもので、営業なら訪問件数や面談時間、さらに見積提出をどのくらい行ったかなどです。

業務を行う際、結果よりもプロセス指標を適切とするためには、結果指標とプロセス指標を行う際の判断基準、また業務管理をなぜ実施する必要があるのかということを考えるべきです。

判断基準ですが、行動は結果をコントロールするもので、プロセス指標はコントロールができる指標となります。
しかし結果というのはプロセス指標により結果がでてくるもので、行動をコントロールしない限り、対応ができなくなります。
結果指標というのはプロセス指標が無ければコントロールできないのです。

業務管理の目的は、業績の進捗を共有し目標を達成するために対応を決定していくということで、そのためにプロセス指標が必要になるのです。

業務管理をプロセス指標で行う

多くの企業は業務管理を結果指標で求めようとするため、コントロールできない状態です。
そのため、数値が達成しているかいないかという会話にとどまり原因を解明できないのです。

業務管理の目的、指標の定義がしっかりしていれば、結果指標とコントロール可能となる指標を共有することで、目標を達成していないプロセスに対して考える事ができます。
例えば営業であれば、売り上げ目標が達成しなかったのは、プロセスのうち、訪問件数が足りないのか、顧客面談数が足りないのかということを明確にし、今後の対応を決めていくということができるようになります。

結果指標が意味あるものとしていくためにも、プロレス指標を明確にし、従業員全体で把握する事がとても重要な要素となるのです。