自分に向いている仕事を探す前に

自分に向いている仕事に就いた方が良いのは言うまでもありません。
ですが自分に向いている仕事を見つけるのが難しい事であるのもまた、一つの事実です。
そもそも向き不向きは実際に試してみない事には分からない部分も多いです。

試していても分からない

仮にですが、学生時代にアルバイトで業界の片鱗を覗く事が出来たとしても、就職してメインで仕事と向き合わなければならなくなったら「向いていないのではないか」と感じる事とて決して珍しい話ではないのです。
これはいろいろな考え方があるのですが、向いている仕事を見つけるためには、自分には向いていないなと思う仕事を見つけるのも良いでしょう。

選択肢は無限大ですが、無限にあるからこそ悩むのも事実です。
そこで、向いていない職業を分かっていれば、とりあえず選択肢を一つ消す事が出来ます。
残った物が向いているのか、あるいは向いていない訳ではないといったニュアンスになるのかは分かりませんが、向いていない仕事をこなすことは回避出来ます。

また、向いていないを言い訳にするのも控えるべきです。
向いていないのか、あるいは向かせようとしていないのかは紙一重です。

向いていないのではなく、辞めたい言い訳として「向いていない」と言っているだけの人もいれば、自分自身は努力している訳でもなく、ただ単に楽が出来ない、あるいは自分の思っていたものを違うがために誤算だなと思って「向いていない」と言う言葉を使っているだけなのかもしれません。

すぐに分かるものではない

向いているか向いていないかはすぐに分かる事ではありません。
実際に自分自身で真剣に向き合ってみて初めて気づけるものですので、ちょっと自分の想定していた事と違うからといって向いていないといって逃げの姿勢に入るのはナンセンスです。

そのような姿勢ではどの職業でも結局最後は「向いていない」といって辞めるのが目に見えています。
向いていないと言えるのは、向かせる努力をした人間が発して良い言葉だと知っておきましょう。
向き不向きは自分自身の長所に合致しているかどうかだけではありません。

ペース等の問題もありますので、偏見で考えるべきではありません。
思いもよらない仕事が自分に向いている可能性もあります。
そのためには自分の長所だけではなく、価値観も知っておくと良いでしょう。
SPIなどがまさにそれです。

自分自身に何が向いているのかなど、実際の所分かっていない人も多いですし、向いていなくとも好きな気持ちがあれば乗り越える事が出来たり、次第にモチベーションが高くなるケースもありますので、自分自身も仕事に歩み寄る姿勢が大切です。
少し試して意に沿わないからといって「向いていない」と判断するとなると、向いている仕事を見つけるのは不可能に近いでしょう。